今回の『人生において最も買ってよかった「最高の一品」』は、リョウスケさんに紹介して頂いた
PENTAX「SP(SPOTMATIC)」
です。
おじいちゃん世代が使っていたであろう、35mmフィルム一眼の名機。
その魅力を、本人から教えて頂きましょう。
目次
PENTAX SPのどこが特に好きですか?気に入っていますか?
このカメラの特に好きな部分は大きく分けてふたつ。
- デジタルにはない、フィルムカメラの持つ魔法
- フィルム特有の粒子の荒いザラついた生の写り
フィルムカメラには、平凡な日常をドラマチックに切り取る魔法があります。
同じ被写体でも、デジタルで撮るのとフィルムで撮るのでは全く違った表情になるので不思議ですね。
素人の僕でも、このカメラを使えば一段上の写真が撮れる気がして長年愛用している品です。
またフィルムカメラには、
「現像してみないと、どんな写真が撮れているか分からない」
という楽しみもあります。
PENTAX SPが他の似た商品より優れているのはどこ?
- 無骨なフォルム
- 携帯性
- コストパフォーマンス
主にこの三つです。
無骨なフォルム
これほど「いかにも」なフォルムのカメラは現在なかなか売られていません。
流行によりレトロなデザインのカメラが復刻されたりしていますが、本物の存在感は中々真似できませんね。
携帯性
画像を見ていただければ分かる通り、デジタル一眼レフに比べてかなり薄くてコンパクトです。
これだけで持ち歩くハードルがかなり低くなります。
コストパフォーマンス
価格は中古で1~2万円程度。
フィルムや現像の代金はかかってしまいますが、現行のデジタル一眼レフに比べて断然安価なのでコストパフォーマンスも悪くないです。
PENTAX SPを買ってよかったことは?
このカメラを買ってから、写真を撮ることがさらに楽しくなりました。
デジタルカメラにはフルオート機能が付いており、構図を決めてシャッターを切るだけで綺麗な写真を撮ることができます。
一方、このカメラはフルマニュアル機です。
- シャッタースピード
- 絞り
- ピント合わせ
これら全てを自分で決めなければならないんです。
そのため、綺麗な写真を撮るためには技術や知識が必要です。
しかし経験を積めば、徐々に『撮りたい写真』を撮れるようになってきます。
「試行錯誤して徐々に好みの写真を撮れるようになる」
これがカメラの醍醐味ではないでしょうか。
「自分の技術で写真を撮っている」と実感できるようになるのが、この時代のカメラのいいところだと思います。
PENTAX SPとの出会いを教えてください
僕は以前から、森友治さんの運営されているダカフェ日記というブログと、写真家・濱田英明さんのブログのファンでした。
「お二方のような写真を撮りたい」という想いから、以前は濱田さんの代名詞であるPENTAX67というとても大きい中判カメラを使っていました。
しかしあまりにも重くてゴツいので使用を断念……。
その後、携帯性重視で35mmの使い勝手の良いカメラを求めて何台か試し、同じPENTAXで「コンパクト」かつ「写りの良い」PENTAX SPを使うようになりました。
PENTAX SPはどんな人におすすめしたい?
PENTAX SPは
- フィルム写真の質感・色が好きな方
- デジタルカメラに飽きた方
- 「写真」を学びたい方
におすすめです。
特に「写真」を学びたい方にはフルマニュアル機をオススメします。
写真を撮るためには「光を操る」技術が必要です。
「光を操る」ためには「絞り・シャッタースピード」の関係を理解する必要があり、マニュアル機を使うとそれを理解できるようになりますよ。
この商品を紹介した人
名前:リョウスケ
自己紹介:会社員をしながら『中学受験ブログ』『写真ブログ』など複数のブログを運営しています。
ブログ:中学受験(受検)のアレコレ
Twitter:@chugakujukentk